【クラロワ】クラン対戦実装の背景と、どんな機能になるか

18年4月20日、クラッシュロワイアルにて、クラン対戦のリリースが予告されました。今回は、クラン対戦が実装される背景の分析と、自分だったらどんなものにするかの設計の訓練を行います。

クラン対戦リリースの背景を探るにあたって参考になるニュースが公式から出ています。

クラン宝箱は、登場してから時が経ち、少しマンネリ化してきたように思えます。

クラン宝箱が実装された当初に比べ、コンプリートに向けて頑張る人も減ってきたと思います。

もっとも、クラン宝箱のおかげで、どのクランメンバーが積極的に活動していて、どのメンバーが放置気味かを知ることができるのも、ひとつの事実。

メンバーの活動状況を把握することは良いクラン運営をする上で重要ですから、私たちはクラン宝箱がなくなってもそのようなチェックができるように工夫したいと考えています。

【速報】クラン宝箱をなくします。その理由をご説明します!

https://clashroyale.com/ja/blog/news/were-removing-clan-chest-this-is-why-1

クラン宝箱の達成率、周辺KPIが落ちてきていることが読み取れます。また、ここで言及されている”新しい機能”は、クラン対戦のことでしょう。「クランのみんなで遊ぶ新しい仕組みを、クラン宝箱に代わってクラン対戦として実装します。」ってことですね。

クラン対戦自体は、「やっと来たか」という感じです。クラクラにもありますしね。むしろ疑問なのは、「なぜ今まで実装してこなかったか」「なぜ”対戦”でなく、”協力”型のクラン宝箱が先に実装されたか」です。

“協力”型が優先された理由の仮説

・対人戦として勝ち負けがはっきりつくことは、良くも悪くも「強い感情」を生む。クラロワの根っこにある思想だが、チームで勝てない時にマイナスに大きく働く。
・クランにはうまい人、カードの強い人、ネタデッキで挑む人いろいろな人がおり、彼ら全員が活躍できるのが望ましい。
・50人 vs 50人ではリアルタイムでのマッチングしにくい可能性が高い。

特に下二つがクラロワならではの傾向であり、大きい理由である気がします。下記の動画は、クラクラのインタビューですがsupercellの「なるべく多くの人が楽しめるべき」という思想がうかがえます。

https://www.youtube.com/watch?v=zNF1efvQ_M

o8:12~

今回それでも”対戦”型を実装する理由の仮説

・全員が活躍できるアイデアが生まれた。
・環境的に、不公平が発生しにくい状況になった。
・デメリットよりも、劇薬のプラスの作用をもたらす優先度のほうが高くなった。

シンプルですが、1つ目の理由がでかいのかなと。supercellというチームは、納得いくまでスクラップビルドを繰り返すようですから、彼らの満足いくものが生み出されるまでには時間が必要だったのでしょう。

2つ目の仮説については、クラン宝箱実装当初と比べて、クラン回りの状況が変わったとは言えないため却下、3つ目の仮説は、KPIが分からないと何とも言えないので無視します。ユーザーとしては、そこまで鬼気迫った状況とは思いませんが。

じゃあどんなデザインになるのかね?

先ほど新しいアートが公開されていました。

前回公開されたアートでは、”船”がキーになっているような見せ方でしたね。

これらから想像するに、2チームに分かれて、一つの島を攻略/防衛するようなテーマでしょうか。

マッチングの問題、多くのメンバーが活躍できるようなアイデアとしては、下記のものがあります。

・決められたマップ、ステージに挑み、その成績の合計で競う。
詰将棋をみんなでやるイメージですね。これならそもそもマッチングの問題が発生しませんし、攻略方法をじっくり考える遊びになります。でも正直楽しそうじゃないですね。クラロワでこれをやる必要があるとは思えません。

・防衛側はあらかじめカードの組み合わせを決めて置き、攻撃側が攻撃してきた際は自動的に防衛を行う。
クラクラの仕組みをそのまま流用した感じです。これも、じゃあクラクラでいいじゃん、となりイケてないですね。

・複数人同士のリアルタイムマッチング、敵のユニットを排除しながら、様々なトラップが張り巡らされた島の中心部へたどり着いたほうが勝ち。
結構遊びが変わるので、今までの強さとは異なるものが求められる、という意味でみな同じスタートラインに立つことになります。マッチングがうまく消化されていない、問題のあるアイデアでもありますが、相手の戦力を泳がせて利用することができたり、新たな駆け引きが生まれて面白そうです。

さて日付変わって本日4月24日にくると言われているクラン対戦。どうなることか、実際のリリースが楽しみです。

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