2019 -> 2020

2019年は、本当に惨憺たる一年だった。

年がら年中を通して、気分が沈むような事ばかり起こった。死にたいという気持ちを吐き出すためだけのアカウントを作ったりもした。

この一年はなんだったのだろうか。

今までのツケが回ってきたのかもしれない。俺が何を悪いことをしたものかとばかり思っていたが、もしかしたらこれは全て自業自得、因果応報だというような気もしてくる。

仕事。2020年の1月いっぱいには会社の解散が確定している。もともと厳しい状況だったのはずっと前からだった。遠からず転職せざるを得ないだろうと思っていたからそれ自体に何か嫌悪の情はないが、やはり自分のキャリアの中途半端さを思うと惨めな気持ちになる。やりたいことだってあるつもりだけれど、それがどうも社会とマッチしていない、見つからない。あるいはそれとも、俺が伝えられてないだけなのか。最近、本質的な意味でコミュニケーションが苦手だなとつくづく思う。咄嗟の機転というか、いわゆる頭の回転と呼ばれるような物が鈍いんだと思う。何度も何度も文章を推敲を重ねてようやく、自分の言いたかったことがわずかに表せるような。それだって、言葉をこねくり回しすぎて、本当に言いたかったことなのか分からない。

仕事だけじゃない。人間関係もひどい物だった。いくらこちらから仲良くしたいと思ったって、どんどんどんどん自分の重りだけを積み上げていくばかりでは秤が釣り合うことはない。ようやく釣り合ったと思えば、突然相手の分銅が消えてしまうことだってある。我が意のままにならぬところに寄りかかっていればその分だけ、スカされた時に大きくバランスを崩してしまう。

そもそも、気分の浮き沈みに左右されすぎなんだ。落ち込んで1週間くらい何も手につかないことが何度もあった。感情が入り組みすぎているんだ、ある程度切り離せるようにならなきゃ、できることもできなくなっちまう。

本当にロクでもない一年だった。ろくでなしなのは俺か。いいことだっていくつかあったはずなのに、霞んでしまった。終わり悪しければ。これ以上、辛いことばかりならいっそとも思う。その度に親の顔が浮かぶ。